これでは、だれも来ない!来るな!というカンボジアの意思表明ー入国時の防疫措置(費用の自己負担)ー

                           

2020年06月14日

施行当日に在カンボジア日本大使館より注意喚起のメールが配信された。フンセン首相が「我々は貧しい小国だが、心は広い(大きい)」と言明したが、この11日突如してその姿勢を転換した。

理由を推測すれば、無理もない。カンボジアの新型コロナ感染は、外国人由来か帰国者からである。未だ市中感染に至っていないが、感染者総数の半分以上が外国人、さらに全て帰国者と外国人からの濃厚接触者の感染者で占めており、今までその治療費用は国負担と懐の深いところを見せていたが、その方法はカンボジアにとって何のメリットもない、早くカンボジア人はともかく外国人からお金を取れ!という声が政府内を圧倒したのであろう。

今の世界の状況では、観客収入は期待できない

どうせ、今の世界のパンデミック状況から観光客は期待できず、ビジネス客もANAが日本直行便を4月から半減したように中国以外から投資も期待できない。製造業もEUの特恵関税廃止の動きで先細り、期待の中国も米中関係で先行き暗い、この小国がベトナム並みの賃金に近づけば、ブラック企業のお金儲けの旨みも消える。気が付けば、外国人にいい顔をしていられない、というのが、今のカンボジアの素顔である。外国人が、優良な人たちだけじゃない、ということは、中国人の大量入国で解ってしまった。金持ち喧嘩せずだが、小金持ちはがさつで犯罪者まがいが多い、ということは、中国人だけじゃない、と政府もいつまでもいい顔をしていられない、というのが今回の突然の入国条件。この内容は、「嫌なら来るな!」である。カンボジアを理解しているなら、無理はない決定である。

11日配布のメール、到着してから青褪めて読んでも遅い

下記、6月11日付、在カンボジア日本人への配布メールです。

<カンボジア保健省は,カンボジア入国時の防疫措置で生じる費用について,本日6月11日以降にカンボジアに到着する外国人渡航者は,自己負担となる旨発表しました。

発表によれば,これらの費用(具体的な費用は以下をご参照ください)の支払いに充てるために,カンボジア到着時に指定された銀行に最低3,000米ドルをデポジットとして預け入れなければならないとされています(発表によれば,現金またはデビットカードでの支払い)。

なお,これまでどおり,カンボジアでの滞在期間をカバーし,治療費の保険金額が5万米ドル以上の保険証書の提示などは,引き続き求められています。

【費用一覧】

1.COVID-19の検査結果を待機センターで待つ外国人旅行者に対する業務費用

(1) 空港から待機センターへの移動費:1人5米ドル(片道)

(2) 検査費:1人1回100米ドル

(3) 政府指定待機施設に宿泊し,検査結果を待つ間の滞在費:1人1日当たり30米ドル

(4) 食費(3食分):1人1日当たり30米ドル

2.陽性が確認された乗客と同一フライトに搭乗し,かつ陰性と判定された旅行者に対する業務費用

(1) 移動費:1人5米ドル(片道)

(2) ホテル又は隔離センターの滞在費:1人1日30米ドル

(3) 検査費:1人1回100米ドル

(4) 食費(3食分):1人1日当たり30米ドル

(5) 洗濯・清掃費:1人1日当たり15米ドル

(6) 医療スタッフ待機費:1人1日当たり6米ドル

(7) 警備費:1人1日当たり3米ドル

3.国立病院でのCOVID-19陽性患者の治療費

(1) 移動費:1人5米ドル(片道)

(2) 検査費:1人1回100米ドル(最低4回)

(3) 入院滞在費:1人1日当たり30米ドル

(4) 治療・薬剤費:1人1日当たり150米ドル(最大)

(5) 食費(3食分):1人1日当たり30米ドル

(6) 洗濯・清掃費:1人1日当たり15米ドル

(7) 救急医療費:病院の既存の料金のとおり

(8) その他既存の病気に関する治療費:病院の既存の料金のとおり

(9) 火葬費:1人当たり1,500米ドル

4.COVID-19に関連する健康診断書の発行費用

(1) 検査費:100米ドル

(2) 健康証明書発給費:30米ドル >

とある。ご丁寧に火葬費用の料金も明示されている(笑)

要は、誰も来るな!

次に、先ずは歓迎されるのは、カンボジアの役に立つ者たち

要は誰でも来られる国じゃない、誰も来るな!というカンボジアの意思表明。

ならば、空便を飛ばす余裕のないANNなぞ、このカンボジアの通達と施行があり限り、飛ぶわけがない。カンボジアの外国人、今までがラッキーであって、外交人登録など日本では当たり前のことだった。いつまでもカンボジアが「世界の犯罪者の逃げ込み先」なんて言われたくないだろう。先ずは、歓迎されるのは、カンボジアの役に立つ者たちである。

今回の突然の措置、施行はいつまでも続くものではない

同施行は、明らかに「誰も来るな」という意思表明。ならばこれは、カンボジアが自らの首を絞める行為になる、事実上の鎖国措置。いつもでも続けられる措置ではないであろう。国家収入の3割近くを占める観光収入が見込めないのだから。ちなみに日本への帰国でも、今は入国時の検疫で、陰性が結果でるまで宿泊等は自己負担である。

 

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