10月14日より「グラブバス」試験運行が始まる

10月14日、シンガポールを本拠地として東南アジア各国でタクシー配車・予約サービスを展開するグラブ(Grab)は、バス運行サービス「グラブバス(GrabBus)」を試験的に導入した。ベトナムでは、タクシー配車・予約サービスで7割超のシェア持つグラブのバス運行サービス分野の参入は、やげて既存の定期バス運行をも脅かすことにもなりかねない。
先ずは、試行運行として、ホーチミン市タンソンニャット国際空港~ブンタウ市(東南部地方バリア・ブンタウ省)間の長距離バスを運行する。1日の運行本数は24本という本格的な運行である。

同区間の運賃は16万VND(約750円)で、eウォレット(電子財布)「グラブペイ・バイ・モカ(GrabPay by Moca)」や銀行カードを介して支払い、QRコードをスキャンするだけで乗車することが可能。だが、グラブ利用者にとって、最もメリットがある配車であるが、その点ではバス運行にメリットがあるか、疑問である。発着場所に利用者が赴くとなると、既存の定期バス運行とどんな差異化が図られるのか、いまいち解らない。
年末までにホーチミン市内でもグラブバス運行を開始予定
さらに同社は、年末までにホーチミン市1区~7区の市内バスの運行を開始する予定で、1日の運行本数は44本となる見通しという。