タイ政府/新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策センターは21日の会合で、「新型コロナウイルス感染症対策で強権的な措置を可能とする非常事態宣言の期限を5月末から6月末に1カ月間延長すべき」という見解で一致し、閣議に提言することを決めた。
タイ政府は3月26日に非常事態宣言を発令し、夜間外出禁止、県間移動の原則禁止、混雑するイベントや集会などの禁止、入国規制といった措置を導入した。こうした措置は段階的に解除されているが、対策センターは、感染第2波の懸念があるなどの警戒から、非常事態宣言の延長が必要と判断した、という。当然、空港での厳しい入国措置も継続されることになる。
*掲載写真:ナルモン・タイ政府報道官 画像:タイ首相府より