プーケット、隔離無しの外国人観光客受け入れだが、薄氷踏む思い

タイ

  観光情報

                           

2021年07月05日

プーケット方式が始まった

タイでは7月1日から、人気リゾート地プーケット島で新型コロナウイルスワクチン接種済みの観光客の受け入れを再開することで、重要な観光産業の再活性化を推し進める計画だが、この地域でもより感染力の強いコロナ変異株であるデルタ株が広がっている。プーケット方式が一定程度成功すれば、15日からタイ湾のサムイ島も開放する。

ベトナムは同じくタイ湾のフーコック島の開放の検討を進めており、プーケット方式の行く末をじっと見つめている感がある。カンボジアでもこのプーケット方式を存在低下著しい観光省や業界も注視はしているが、そもそもアンコール遺跡群とプーケットと同じ方式で開放するには無理があり、アドバルーンのような報道が時々出るが希望的な観測球に過ぎず、年内は動きが取れないだろう。それにベトナムの慎重さと徹底さがカンボジアには欠けている。

プーケットの観光業界は薄氷踏む想い

ーコロナ消えた訳じゃない、帰国時の隔離も痛いー

さてそのプーケットだが、実のところ薄氷踏む思いの始まりである。米国やスペインなど低・中リスクに分類された国からのワクチン接種を済ませた観光客を、1日から隔離措置なしで受け入れる。この試みが成功すれば、10月にも観光地をより幅広く再開する可能性がある、というものだが、地元プーケットの期待はそれほど大きくはない。近隣の中国やシンガポール、香港などからの渡航客にとっては、帰国時に隔離が必要なことを考慮すると旅行先として魅力的とは言えない。まして日本は来年の春待ちであろう。それに肝心のタイがコロナ感染の蔓延で収束の目途が立っていない。タイ全土では6月30日までの1週間で3万608人の新規感染が報告され、同日の死者数は1日当たりでは過去最多の53人となった。そしてプーケット島の同期間の感染者は17人だった。完全に安心な状態ではない、受け入れるプーケット自体がワクチン接種が普及しゼロリスクにならないと遠い欧米や慎重な日本人が訪れるだろうか、とプーケットの観光業界は期待はあっても不安を語る。

タイの観光業はコロナのパンデミック(世界的大流行)前に国内総生産(GDP)の約20%を占め、これは世界平均の約2倍で、プーケットでは観光業が経済・雇用に占める割合が90%を超えている。観光客受け入れ再開でも期待は低い。7-9月(第3四半期)に外国からプーケットを訪れる観光客は10万人にとどまると予測されている。航空会社6社の予約データでは、再開後の最初の1カ月に426便のフライトと8281人の到着が見込まれている。まさに薄氷踏む思いでの開放政策である。

画像:Webサイトより。

 

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