労働傷病兵社会省によると、ベトナムの各省・市では、テト正月(中国正月)期間中に中国へ帰国した後にベトナムに戻った中国人労働者およそ7600人のうち、13日の時点で約5110人が隔離されている。
これは、中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス(nCoV)の感染拡大対策の一環。該当する中国人労働者は、企業の寮やホテルで隔離されているほか、感染の疑いがある場合は地元の医療施設で隔離・監視されている。
約5110人のうち、248人はベトナムへ戻ってから14日が経過しているが、1085人は10~13日、約3770人は10日未満だという。現時点で新型コロナウイルスの潜伏期間は14日間と考えられ、感染した疑いがある人々は14日間の隔離措置が必要だとされている。
労働傷病兵社会省によると、現在3万3770人の中国人労働者がベトナムの労働許可証を取得しており、このうち約1万5000人が実際にベトナムで働いている。そのうち約7600人がテト期間中に中国へ帰国し、テト明けにベトナムへ戻っている、という。
*6人の新型コロナウイルス感染者が発見されたため、ハノイ近郊のソンロイ農業地域の周りに検疫地域が設置されている。(1月14日)ベトナムは、カンボジアと違って徹底しているようだ。