2月1日から少なくとも9ヶ月間は、更なる延長か
香港を拠点とするシャングリ・ラ・グループは、ミャンマー最大の都市ヤンゴンにある『スーレ・シャングリ・ラ・ホテル(Sule Shangri-La Hotel)』が新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で2月1日から少なくとも9ヶ月間閉鎖することを発表した。閉鎖が始まった1日、軍部のクーデターが発生し、コロナ禍の最中の軍部独裁の復活、閉鎖が9か月で終わるかどうか、は今後の情勢次第である。
シャングリ・ラ・グループが発表した声明では、
ミャンマー・ホテル観光省によると、2020年12月末までに3万人近くのホテルスタッフが職を失ったという。
順調だったがホテル経営が急落
スーレ・シャングリ・ラ・ホテルはヤンゴンの中心地に位置し、ショップや観光名所、ビジネス地区まで徒歩圏内にあるため人気が高い。ミャンマーのホテルの中で最大規模を誇り、客室は約470室ある。
1996年に国際的なイメージを高めようと22階建ての『トレーダーズ・ホテル(Traders Hotel)』をダウンタウンのランドマークとしてオープン。2014年には“シャングリ・ラ”ブランドの一部として豪華なイメージチェンジが行われ、稼働率が上昇した。しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより収益が急落したという。なお、同ホテルスタッフの多くは長期休暇扱いとなるが、給与の一部が支払われ、医療給付が受けられる、という。