世界自然保護基金(WWF-カンボジア)シャムワニに保護に モンドリキリ

カンボジア

  観光情報

                           

2021年01月28日

世界自然保護基金・カンボジア(WWF-カンボジア)環境省は、モンドルキリ州のスレポック野生生物保護区内で生息する野生種のシャムワニを保護するためのさらなる取り組みを計画している、と19日付で地元メディアが取り上げた。

モンドリキリ州の位置

同基金団体によれば、生物多様性調査および監視マネージャーのグローネンバーグ氏 Milou Groenenbergは、1月19日、「警察はワニの卵の収集を防ぐための法執行活動を強化し、この地域での違法漁業を取り締まっている」と述べた。

同氏によると、シャムワニを脅かす最も危険な活動は、皮膚や肉を求めて密猟である、断言した。また他の問題は、セサン川やドンサホン川などの上流に水力発電ダムが建設されたことによる生息地の環境破壊であるとも述べている。ダムの開閉が速すぎると、水が急に後退または上昇し、ワニの生息地が混乱するため、生息しにくくなっている、という。

同氏はさらに、「カンボジアのシャムワニの全個体数は、野生種として残っている数は合計で200から300と推定されている」とも付け加えた。

このほど、研究者がスレポック川沿いでシャムワニ存在の兆候を20以上発見したが、実際のワニは見たことがないため、この地域での存在の正確さは不明である。

シャムワニの生息地はモンドリキリ以外にカルダモン山脈やコ・コン州に

環境省報道官:Neth Pheaktra氏は、「カンボジアはカルダモン山脈ココン州のアレン渓谷モンドルキリ州のスレポック川に生息するシャムワニが世界で最も多い」と考えられていると述べ、「カンボジアで最も深刻な絶滅の危機に瀕している野生動物には、シャムワニベンガルフロリカンオニトキ、それと3種類のハゲタカなどの鳥、さらに野生牛:コープレイなどのいくつかの有蹄動物が含まれている」と付け加えた。

タイでも絶滅危惧種シャムワニが目撃される   10年で2度目

タイ最大の国立公園:タイ・ケーンクラチャン国立公園昨年12月に捉えられた、絶滅が危惧されるシャムワニの写真が23日、公開された(1月23日付の時事通信)。シャムワニが目撃されたのはここ10年で2度目だという。

*写真はタイ・ケーンクラチャン国立公園で自動カメラによる撮影
自動カメラが捉えた写真は、ミャンマーとの国境近くに位置するケーンクラチャン国立公園で、陸に上がって日光浴している姿が収められている。

*タイ・ケーンクラチャン国立公園
ケーンクラチャン国立公園 – 【公式】タイ国政府観光庁 –

シャムワニはかつて東南アジアに多数生息していたが、現在は国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト」に入っている。
国立公園当局は、乱獲と生息地が失われたことが原因で、野生のシャムワニは約20頭しか生息していないと推定している。ケーンクラチャン国立公園のマネジャー、マヌーン・プリウスーンヌーン氏によると、今回姿が捉えられたシャムワニの体長は3メートルで、シャムワニが目撃されたのは過去10年間で2回目だという。シャムワニは、密猟者の間で非常に人気が高い。卵や成体は域内の農場に引き取られ、革はベルトや靴、ハンドバッグなどに加工される。

ここ10年のカンボジア、保護団体の活動の活発化に絶滅危惧種の記録が増える

カンボジアの報道を見るにシャムワニの生息数は、カンボジアのほうが非常に多いことがわかる。近年、こうした絶滅危惧種が取り上げられる報道が多く、それは人跡未踏の地域に開発が進み、さらにここ10年、野生保護の活動によって密猟者の取り締まりが強化されて保護団体の活動の活発化によって危惧種の野生動物と出逢う数が増えたことによる。

*掲載写真・最上段:モンドルキリ州のスレポック野生生物保護区内の自動カメラ撮影 画像:Phnom Penh Post.

Follow me!

  NEW SAI TRAVELのお勧めの旅   カンポット州野鳥保護区

New Sai Travel

PAGE TOP