中国大使、犯罪行為を行う中国人の取り締まりに協力と言明 <揺れる一帯一路>

カンボジア

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2019年01月30日

中国当局は外国での中国人の振る舞いに過敏に反応している

地元紙が報じるところによれば、1月25日、駐カンボジア中国大使は記者会見で、犯罪行為を行う中国人の取り締まる政府に協力すると述べた、という。実は、この種の中国人犯罪に関する中国の協力姿勢は、カンボジアでは何度か言明されている。

昨年1月、ロイター通信が「シハヌークビルは、第二のマカオになるか」という記事以来、最新の記事「フン・セン政権 カンボジア 中国頼み」(東京新聞)によれば、中国との一体化を強めるカンボジアに国内外からの批判を意識してか、22日付の中国紙、環球時報(英語版)は「カンボジアは中国からの支持と引き換えに中国に隷属化しつつあるとの批判があるが、中国には侵略の意図はない」と主張している、と掲載している。また、25日の会見で中国大使は、「犯罪行為を行う中国人によって両国関係を傷つけ、中国国民の評判を落とした」と述べ、「オンラインカジノ、VoIP(ボイスオーバーIP)を利用した金銭強要、偽造品などの犯罪者の活動を取り締まる」と付け加えた、とも語ったいう。実に中国の政府関係者は過敏とも言える反応示している。カンボジアでは、過去のポル・ポト政権との蜜月関係という負の歴史を持つカンボジアと中国との関係の記憶は未だ色褪せてはいない。

2014年以降、カンボジアから93カ国1万4909人国外追放、中国人は1649人 

ー中国人犯罪 これって多いのか、少ないのか?!ー

このほど、入国管理局は、2014年以降に93カ国から1万4909人の外国人が国外追放されたが、そのうち1649人が中国人であると報告した。報告の外国人犯罪者のほぼ1割、これを多いと見るか、意外に少ないと見るか、意見が分かれるところだろうが、地元カンボジア人の反応は、「前はベトナム人だが、今は中国人の悪いのが多い。」というのが一般的。が、時に悪い事は外国人のせいにする傾向があるのもカンボジア人、過去に反民族暴動や迫害が何度かあった。2000年代、「カンボジアは世界の犯罪者の逃げ込み場所」とも揶揄されていた。タイのバンコク・エラワン廟でのテロ爆破の犯人もカンボジア国境で逮捕されている。また、カンボジアから国外追放者には毎年、日本人もいる。かつては、日本人による未成年売春や鬼畜行為の事例で国内紙に本人写真が掲載されることもあった。それに中国本土から電話を使って金銭強要や詐欺行為では、日本のヤクザのほうが、その道では先達であった。

中国当局は気にしているー外国での中国人の評判をー

どうも近頃の日本語ニュースメデイアは、カンボジアと中国との政治的な一体感の印象から殊更、中国人の犯罪を強調している感がある。また、ここ数年、日本の観光地では、かつての振る舞いとは別人のような観光慣れした中国人が多い。実は、日本以上に中国当局は、外国での中国人の振る舞いがどう受け止められているか、を気にしている気配がある。

マレーシアの中国離れ、途上国の中国債務の足枷など、一路一帯構想の揺れに、中国当局はここカンボジアでも過敏な反応を見せているかに思える。

*画像:2018年、地元紙:Khmer Times掲載のVoIP(ボイスオーバーIP)を利用した金銭強要で100人以上逮捕された中国人の国外追放。

参照:下記の文①をクリックしてください。

 ① 外国人が集団でセックスパーティー?ポルノ撮影の疑いで10人訴追!

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