新型コロナウイルス対策の一環として3月下旬から閉鎖されているタイ国内の国立公園や野生動物保護区、人が去って、希少な動物たちが相次いで目撃されるようになった。
コロナ来て、自然が戻って来た
南部トラン県のリボン諸島野生動物保護区では4月下旬、20頭ほどのジュゴンの群れが目撃された。
また、中部のカオヤイ国立公園では道路を歩くマレーグマやゾウ、建物の前で座って休むシカなどが目撃された。同国立公園でマレーグマが目撃されるのは極めて稀とのこと。コロナ感染で改善されたもの、大気汚染、交通事故、そして野生動物の生き生きした姿だろう。

*掲載写真:タイ天然資源環境省国立公園野生動植物局より