北部工業地域の封鎖を強化 過去最大の新規感染者 日本からの帰国者は危ない

ベトナム

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2021年05月26日

25日 バクニン省、バクザン省でクラスタ―感染、感染者数一日当たり447人

ベトナムは25日、過去最悪の感染状況となっている新型コロナウイルスの拡大を抑制するため、北部工業地帯のロックダウン(都市封鎖)措置を強化した。

保健省が25日夜に発表した新規感染者は447人と、これまで最多だった5月16日の190人から大幅に増加した。バクニン省とバクザン省の工場地帯で発生したクラスター(感染者の集団)が押し上げ一日当たりの新規感染者が過去最高数となった。。

グエン・タイン・ロン保健相は、「今回見つかった株は、急速かつ広範囲に拡大している」との声明を発表したが、変異株の種類は発表していない。

日本から戻った人は危ない

ベトナムは、今年1月に発表したコロナ対策の有効性に関する調査でも、ニュージーランドに次いで第2位の評価を受けている。ちなみに日本は45位である。

そのベトナムだが、最近になって感染者が増えている。抑え込めていた市中感染も、4月27日以降に1100人以上が見つかっている。5月25日には過去最高の447人の市中感染者も確認された。こうした感染拡大の元凶として見られているのが、日本からの帰国者たちだ。

ベトナム発の便は運行され、日本へ向かう出稼ぎ労働者で混雑していた。昨年11月から1月にかけ日本へ新規入国したベトナム人は、実習生や留学生を中心に5万人近くに上っている。そんな状況が、緊急事態宣言以降に一変した。実習生らが入国できなくなったため、来日するベトナム人が激減したのだ。そして逆に、日本を離れるベトナム人が増えていく。チャーター便の本数が増えたからだ。

日本からの帰国者から相次ぐ感染者発見 抗原検査は当てにならない

そうしてチャーター便で帰国するベトナム人の間で、コロナ感染者が相次いで見つかっている。たとえば、4月12日からの1週間で、ベトナムに入国した89人の感染が判明しているが、そのうち39人は日本からの帰国者だった。

「日本を出る際には、簡単な抗原検査だけでチャーター便に乗れました。ベトナム人実習生や留学生には感染者が少なくない。だから抗原検査は陰性でも、ベトナムに到着後のPCR検査で感染が判明する人が続出しているのです」と地元メディアは述べる。

さらに4月末になって、ベトナム当局に衝撃的は事例が判明した。日本からの帰国者の1人が、隔離を終えた後に発熱症状を訴えたのだ。そして検査で、コロナ感染が発覚した。この帰国者と濃厚接触があったと見られる人から、少なくとも数人が感染したことがわかっている。その後、ベトナム各地で市中感染者が急速に増えていくのである。

ベトナムには、国境を接する中国などからの密入国が絶えない。以前は密入国者がコロナをベトナム国内に持ち込むケースもあったようだが、少なくとも現在、中国では感染は抑え込まれている。要は、ベトナムにおける最近の感染拡大は「日本由来」の疑いがある

ベトナム政府の動きは早かった。5月5日、入国者に義務づけていた2週間の隔離期間を3週間へ延長することを決めたのだ。

*掲載写真:バクザン省の体育館にも行けられた野戦病院。620床収容 画像:Vietnam News

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