琥珀から化石化した古代鳥の新種を発見

ミャンマー

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2019年09月09日

ミャンマー北部で発見された9,900万年前琥珀から

中国と他の国々の古生物学者らで構成される共同研究チームは7月11日、ミャンマー北部で発見された琥珀から化石化した古代の鳥の新種を発見した!と中国地質大学のXing Lida氏が発表した。

古代の鳥が化石化した状態で発見されたのは、ミャンマー北部カチン州のフーコン渓谷(Hukawng Valley)。琥珀の大きさは、長さ約3.5 cm、重さ5.5gだという。地質学者は、この琥珀が白亜紀後期のはじめとなる9,900万年前に形成されたものとしている。Xing Lida氏によると、発見された古代鳥の骨格はよく保存されており、4本ある鳥の趾(あしゆび)の3本目は9.8ミリメートルあり、2本目よりも41%長く、1本目と4本目より20%長いという。

新種の発見―これまで認識された鳥との類似性がない―

恐竜時代の絶滅した鳥、エナンティオルニス類の新発見の種。イラストに見られるように、足の第3趾(中趾)が異様に長かった。現時点では、マダガスカル島のアイアイが長い中指でするように、樹皮の中を探って餌を取るのに指を使っていたと考えられている。 画像及びキャプション:ナショナル・ジオグラフィック雑誌

中国科学院傘下の古脊髄動物・古人類研究所のJingmai K. O’Connor氏は、他の鳥では異常に長い趾が観察されておらず、今回発見された鳥が現在認識されているすべての中生代および現存する鳥とは異なるとの見解を示した。

また、ナショナル・ジオグラフィック誌は、この発見を「指が異様に長い太古の鳥を発見、新種、前代未聞」と報じている。この新種の鳥は、現生の鳥類に近い、歯を持つ鳥たちだが、その足の指は奇妙に長い。こうした適応は、絶滅した鳥にも現生の鳥にも見つかったことがない、という。7月11日付で学術誌「Current Biology」に発表された論文によると、新種の鳥「エレクトロルニス・チェングアンギ(Elektorornis chenguangi)」は、6グラム足らずの琥珀に閉じ込められた状態で見つかった。樹液が死骸の上に流れ出たらしく、化石化した樹脂の塊の中に、右の後ろ脚の一部が保存されている。時間経過にともなう腐敗の兆候はあるものの、化石は鳥の足の構造を保っていた。中でも目を引くのが、飛び抜けて長い中趾(鳥のいわゆる中指)である。「最も興味深いのは、これがもはや存在しない特徴だという点です。現在では9000種から1万8000種の鳥が生息しているというのに」。論文の著者で、中国科学院古脊椎動物・古人類研究所(IVPP)の古生物学者ジンマイ・オコナー氏はこう語っている。同論文のもう一人の著者:中国地質大学の古生物学者リダ・シン氏は、「琥珀の研究にとって非常に重要です」とEメールで語っっている。

参照:下記の文①をクリックしてください。

① ミャンマーの琥珀石から「世界最古の熱帯雨林カエル」発見!

 

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