経営危機のタイ国際航空 東南アジア4カ国6路線の廃止を検討

タイ

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2019年10月24日

廃止路線は、子会社タイ・スマイル航空に運航を移管

タイ航空傘下のタイ・スマイルエアー 画像:Webサイトより

タイ国際航空(Thai Airways)は、ベトナムとカンボジア、ミャンマー、ラオスの東南アジア4か国とタイ・バンコクを結ぶ6路線を廃止し、子会社のタイ・スマイル(Thai Smile)へ運航を移管することを検討している。ナショナルキャリアとしてのタイ国際航空として、苦渋の廃止に向けた検討に入った。同航空には、そのサービスで日本にもファンも多く、バンコク経由で東南アジア4各国に向かう客には残念な廃止への検討である。

廃止の検討路線は、バンコク発着の東南アジア4カ国6路線

◇バンコク(スワンナプーム国際空港)~ベトナム:ハノイ/ホーチミン線の2路線

◇バンコク(同)~ラオス:ビエンチャン/ルアンパバーン線の2路線

◇バンコク(同)~カンボジア:プノンペン線の1路線

◇バンコク(同)~ミャンマー:ヤンゴン線の1路線。

タイ航空:タイの伝統的な衣装の客室乗務員。画像:タイ国際航空より

「事業停止のリスクはない」と、同社長は述べた

同航空のスメート社長は、東南アジア域内の路線は格安航空会社(LCC)との価格競争が激化していることから、赤字回避に向けて不採算路線から撤退しなければならないと述べた。
同社は経営改善策として再建化を推進しており、予定されていた航空機38機の購入計画も見直す方針という。22日の国内テレビ報道によれば、タイ国際航空のスメート社長は22日、社員ミーティングの際に、同社が経営破たん、事業停止の危機に直面していると述べ、社員に奮起を促した、という。翌日の23日、経営危機報道について、同社長は「社員に航空業界の競争の激しさを認識させ、危機意識を持たせるためだったとした上で、事業停止のリスクはない」と反論した、という。

 国策会社のタイ航空、放漫経営が因の経営危機か

タイ国際航空はタイ財務省が株式の51%を保有する国営企業。2012~2018年に累計約540億バーツの赤字を出し、経営改革に取り組んでいる。今年1~6月期最終損益は64.4億バーツの赤字となった。ナショナルキャリアの航空会社はいわば国策会社、政治がらみの拡大路線で採算無視の体質に陥りやすい。鶴丸の日本航空(JAL)も国策会社である。同社も経営危機に陥り、全日空(ANA)に水を空けられ、長く低迷し時期もある。

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