絶滅寸前・希少種マメジカの一種が、ベトナム北西部の森で約30年ぶりに発見

ベトナム

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2019年11月19日

絶滅寸前と考えられていた希少種「マメジカ」の一種が、ベトナム北西部のジャングルの中で約30年ぶりに発見されたと、今月11日の英科学誌「ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション(Nature Ecology and Evolution)」の論文掲載をAFPが伝えた。
発見されたのは背から横腹にかけての銀色の毛が特徴的なマメジカの一種(学名:Tragulus Versicolor)で、初めて記録に登場するのは1910年、南部ホーチミン市の北東約450キロにあるニャチャン近辺で発見された数頭の個体記録が残っている。が、1990年以降は確認された目撃例がなく、専門家の間では、狩猟によってほぼ絶滅している、と推定されていた。
しかし、ベトナム人生物学者のアン・グエン(An Nguyen)氏は長年、このマメジカの一種がまだどこかに生息している可能性があるのではないかと考えていた。同氏は、独ライプニッツ野生動物研究所(Leibniz Institute for Zoo and Wildlife Research)の博士課程学生で、米野生生物保護団体「グローバル・ワイルドライフ・コンサベーション(Global Wildlife Conservation)」と一緒に活動している。

今回発見された地域で地元の村民に会いに行き、目撃証言を精査していた。そして、いくつかの証言から、特徴がこの種に間違いないと思い、近隣の森林生息地に動体検知カメラを30台以上設置した。
「結果は驚くべきものだった。カメラトラップ(赤外線センサーなどで野生動物の動きを感知するカメラ)をチェックして、横腹が銀色のマメジカの画像を目にしたときは大興奮した」と、グエン氏は述べている。
だが、研究チームは「この種が比較的容易に見つかったからといって、絶滅の危機に直面していないわけではない」と注意も促している。

マメジカ

マメジカ科 画像:Wikipediaより。

マメジカとは小型の有蹄類の一群のことであり、マメジカ科 (Tragulidae) に属する動物の総称である。現存種の中では、マメジカ下目 (Tragulina) はマメジカ科のみで構成される。マメジカ(豆鹿)という和名であるが、反芻亜目の中でもシカ科とはそれほど近縁ではない。他のマメジカ科は3属10種の現存種で構成されている。その他にも、化石でのみ発見されている種がいくつか存在するマメジカ科の現存種は概ね南アジアや東南アジアの森林で見られる。―Wikipediaの記述より-

*最上段画像:ベトナム北西部の森で発見されたマメジカの一種 画像:Webサイト AFPニュースより。

 

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