<小さな旅・新春企画> 鶴の舞 ー期間限定ー カンポット州野鳥保護区

                           

2019年01月11日

昨年、カンボジア人の旅が大きく変わった。海外旅行なら、数年前まで一番人気はシンガポール、次にタイだったが今や日本である。2月―4月は在カンボジア日本大使館領事部は、カンボジア人の日本観光ビザ取得でごった返している。富裕層ではないが、プノンペンの中間層に成りたての人々は、「水祭り」の期間ともなると逃げだすように国内行楽地に向かう。その行楽地が、昨年大きく変わった!さらに―期間限定ーお勧めの旅のスポットを見つけました。

今や、行楽の人気はカンポットへ

海のリゾート地としてシハヌークビルの中国化は増々勢いを増し、カンボジア人も行楽地として避けるようになった。毎年の「水祭り」(例年11月開催)では、都市部から大挙して行楽に押しかけるシハヌークビルであったが、2018年は激減し、代わりにカンポットが人気を集めるようになった。現在、シハヌークビルが唯一の外港であるが、独立以前にカンボジアが海を通じて外に開かれた唯一の港街はカンポットであった。アンコールワットの再発見者として知られるアンリ・ムオもタイからカンポットの港を通じて水路でカンボジアの内陸部に向かっている。彼の紀行文に読むに、当時、プノンペン、ウドン、トンレサップ湖、アンコール地域のシェムリアップへ向かう時は船を駆使している。

まったり過ごすならカンポットこそふさわしい。南国の空はあくまで高く青い。コンポンバイ川は鏡面のような静かな流れ、背後にボコールの山並みが望める。植民地時代の港市の面影が川沿いに残る。

古代カンボジア(2~14世紀)―南船北象—

建国神話のインド・バラモン僧カブジャ(この名がカンボジアの起源)が土着の首長(女性)との結婚によって王として即位したいわれる扶南(ふなん:漢文史料読み。カンボジア・最古の王国)の成立は紀元2世紀頃、それから14世紀のアンコール王朝の滅亡までがカンボジア史の古代に当たる。カンボジアの中世(~20世紀初め)のカンボジア史は全く振るわず、隣国のタイやベトナムの王朝による浸食を受け、19世紀末にはフランスの保護領となる。現カンボジア王につながる王室の奴隷制度は、20世紀の前半、フランス統治下の強制でようやく廃止された。したがってカンボジアの近代は独立後(1953年)によって始まるといって過言ではない。

カンボジア最初の王国:扶南―マレー・インド・中近東を通じて古代ローマに繋がる―

カンボジアの地でクメール族の最初の統一王朝のチェンラ王国(真臘-しんろう―:漢文史料読み)は7-8世紀、やがて南北に分裂し南の水真臘、陸真臘に分かれ、9世紀末に再び統一しアンコール王朝となる。チェンラ王国(真臘)の南北分裂に見られるようにカンボジアは南北に風土を異にする。扶南時代の代表的遺跡の多くがタケオ州、カンポット州に分布しているようにそこはメコンやその支流のデルタ(三角州)低湿地で今なお代表的水田地帯である。古代遺跡の丘陵に立てば、低湿地が縦横に巡らされた水路によってつながっていることが解る。原始・古代の交通では、速さや運搬量では陸路よりも水路がはるかに容易で優位に立っている。それ故にカンボジア南部、特にタケオ・カンポット州の地域がいち早く原始を脱却し古代へ移行したのである。事実、古代ローマ帝国の金貨が発見された扶南の外港オケオ遺跡(現ベトナム領)は水路によって王都バ―プノンやアンコールボレイ(タケオ州)繋がっていた。

カンボジア史は、中国史が「南船北馬」と一括して理解されるように「南船北象」で理解されよう。アンコールワットやアンコールトムのバイヨンの壁画で知られ、近くは三島由紀夫の「懶王のテラス」に描かれた象軍の活躍は、王道が整ったアンコール王朝以後のことである。

カンポットは山紫水明の街-古き佳き時代の香り―

ここ10年、カンポット中心部のコロニアルな街並みに大きな変化はない。新市場北の街並み。旅行社やバス乗り場もある。
カンポットには素敵なコロニアル建築が見られる。近年。増える観光客を意識した洒落た内装や塗り替えもちろん、外観にも工夫が凝らす店が増えてきた。

カンポットは、中世カンボジアの唯一の外海に通じる港市だったが、今に見る街の中心部や河岸ののコロニアル風(意味・植民地風)の漆喰塗りの建物群は、20世紀前半のフランス統治下に整備されたものである。プノンペンの高度成長下の喧騒と乱雑さ、カジノの立地に見るシハヌークビルの猥雑さと一線を画した感のあるカンポット、今やカンボジアで最も美しい街になっている。それ故か、ここ数年、シハヌークビルの在住の欧米人は続々とカンポットに居を移し、洒落たカフェやレストラン、デザイナーズ・ホテルがそれに伴い続々とオープンしている。それに昨年の水祭りの時期のカンボジア人の人気の高まりである。それでも連休が終われば、静けさと昼下がりのまったり感が戻ってくるカンポット、外国人旅行者を惹きつけて止まない。

カンポット周辺—古代遺跡、高原や海の保養地、胡椒プランテーション、

そしてオオヅル観察地―見所が多々あり

 

現存の扶南時代の遺跡では、最も保存状態の良いプノン・チュヌックの洞窟寺院遺跡。
フランス統治時代に開発された高原避暑地。最高標高点は1017m。標高数mから山腹を巻くように高度を上げる登山道。気温差は5度C以上、山上の高原に立つと体感温度差はさらに拡がる。ボコール山への登山道路はインフラが完璧に整ったカンボジア唯一の高原ツーリングスポット!背後の狭い海峡を挟んで現・ベトナム領フーコック島が望める。
左:廃墟と化したカジノ・ホテルであったが、2018年、Le Bokor Palace / Since 1925
かつては高級ホテル&カジノとして栄華を極めたル・ボコール・パレスが今年2月に再開業して宿泊できるようになった。
館内のレストランでは直民地時代に提供されたレシピを元にフレンチ&クメール王室用の料理が楽しめる。                         高原上には、廃墟の建物としてカジノ・ホテル以外、教会堂や富裕層の別荘ブラックパレスが残っている。山上に忽然と現れる廃墟の姿に魅せられて映画「City of Ghost」の舞台ともなった。内容は西欧の世紀末の退廃とアジアの癒しの救いといったものである。

 

海辺の保養地ケップ。ここもフランス統治時代に開発されたところ。かつての富裕層の別荘は廃墟となって散在していたが、今は、海辺に現代建築のル・コルビュジエの弟子筋に当たるデザイナーが関与した高級リゾートや山側に個性競う宿泊施設が散在する。

カンポットに泊すれば、近くに高原避暑地(フランス統治下に整備、その後内戦で廃墟となる)プノン・ボコールへのバイク・ツーリングや海辺の避暑地ケップへと行楽には事欠かない。また、プノンペンからならカンポットへの往復で保存状態の良い扶南遺跡:プノンチュヌックコンポントラッチの洞窟遺跡を見学がお勧めである。また近年、熱帯単一商品作物(特に胡椒)栽培の大農園:プランテーションの景観を楽しむホテルやカフェがオープンしている。

カンポットとコンポントラッチとの中間に位置する胡椒プランテーション。ここにはプール付き宿泊施設もある。遠くに望む山並みはコンポントラッチの山並み。カンボジアには珍しい石灰岩の山々で山腹の洞窟は、古代ヒンドゥ信仰の聖地となっている。
カンポットからベトナム・アンザン省の南部には胡椒園が多くみられる。ベトナムは世界一の胡椒輸出国となっている。近年、価格の低迷とカンボジア産ブランドに難があるのか、カンポット州の小規模経営農家は困難にあると地元ニュースは伝える。

今が旬!期間限定 オオヅル生息地

そして期間限定であるが、季節移動のオオヅルの生息地がコンポントラッチの地域にある。オオヅルの繁殖期は雨期で、乾季の12-3月に移動して来るとのこと。カンボジアでは、知る人ぞ知るオオヅルの舞いが見られる所は、シェムリアップの北西ウドンミィアンチャイ州のアン・トラペアン・トゥモ―-ANG TRAPEANG THMOR)とカンポット州コンポン・トラッチ、タケオ州ボエン・プレック・ラポウ―BOUENG PREK LAPOUVーの3か所が知られている。乾季の生息数と保護区の規模では及ばないが、コンポントラッチの野鳥保護区(正式名称:アンロンプリン-ANLUNG PRING-野鳥保護区)がカンポットへの旅行き帰りにお勧めです。

オオヅル 画像:Wikipediaより。

この保護区、近年整備されたようだ。これもカンボジアに数多くある地域の興しのコミュニティー・ベースの取り組みの一つである。先ずは海外の研究者や自然保護団体が貴重な野生種の保護を訴え、地域住民に啓発を繰り返し、自然保護を取り組みを通じて自治を促したものである。その後、観光省がエコ・ツーリズムとして後援に乗り出すというパターンである。例えば、クラチェの郊外の河イルカトンレサップのプレック・トゥアール野鳥保護区コ・コン州のペアムクラソップのマングローブ林など。そしてアン・トラペアン・トゥモ―も広大な野鳥保護区になっている。が、有名どころを除いて多くは海外の団体が引き揚げれば、鳴かず飛ばずのところが大部分である。事実、クラチェのイルカの生息数は急減、ストゥントレンのラオス国境地域のメコン川ではイルカを見ることさえ、稀である。事実、ペアムクラソップはどうか、ゴミの回収に苦労しているのではないだろうか。一過性のマス・ツーリズムは野生保護どころか、野生破壊の促進になっている。今や、カンボジア人に人気のロン島も然り。希少な野生種保護が外国の自然保護活動が終われば、保護区の指定は名ばかりで地域住民に丸投げ状態となっていることが多い。それ故にカンボジアの観光地の旬は驚くほど短い。ブームが去れば、地元民も見向きもしなくなるか、細々と続く類である。

乾季のオオヅル生息地、いち早く日本の団体が保護を訴える

*オオヅルの飛翔 画像:公益社団法人日本環境教育フォーラム(J.E.E.F)のHPより

既に2010年にコンポントラッチのオオヅルの越冬数調査が行われ、2013年(平成25年)公益社団法人日本環境教育フォーラム(J.E.E.F)が、いち早く「カンボジアにおけるオオヅル及び生息地の保全に関する環境教育・普及啓発事業」が始まっている。その結果、事業対象地のうち217haはBirdlife InternationalらによりImportant Bird Area(野鳥保護重点地区)に、またカンボジア政府からは国立湿地保護区に指定された。

同団体の事業報告によれば、<オオヅル(Grus antigone) は、インド、東南アジア北部、オーストラリアに局地的に分布し、IUCNのレッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。かつてはインドシナ半島全域に広く分布していましたが、過去50年間にわたる生息地の消失及び狩猟の影響により個体数が激減したため、現在、同地域の個体群はカンボジアの一部、ラオス南端、ベトナム南部及びミャンマーの南部で2,000羽未満が確認されるのみとなっています。>

<事業の対象地域であるカンボジアKampot州Kampong Trach地域の湿地では、2010年3月時点で、確認されているインドシナのオオヅルの個体群のうち、およそ15%に相当する270羽以上が確認されており、同種の生息地として最も貴重な湿地の一つであると考えられます。 また、この湿地にはオオヅルの他にも多様な野生生物(野性鳥類約50種や絶滅が危惧されている植物種など)が生息しており、生物多様性保全の観点からも大変重要な湿地と言えます。>

*上記の< >内は、上記団体のHPより抜粋ー http://www.jeef.or.jp/activities/cambodia_tsuru/

*カンボジアのオオヅルについて<SATO YAMA UMIプロジェクト>の活動報告・カンボジアによれば、「私たちがプロジェクトを実施するタケオ州・Boeng Prek Lapouv(BPL)とカンポット州・Anlung Pring(AP)はオオヅルの非繁殖期を支える重要な生息地です。BPLには11月〜2月、APには12月〜5月にかけて毎年オオヅルがやってきます。そして、例年に比べ数は少ないですが今年もオオヅルがやってきました!」と2018年3月に報告されています。―http://satoyamaumi.jp/ja/report/cambodia_01.htmlより-

*オオヅルは、渡りの習性はない(wikipediaの記述より)とあるが、繁殖期と非繁殖期で生息地が異なるようだ。Wikipediaによれば、「繁殖期は雨季です、ペアが巨大な巣の「島」を造るとき、直径がおよそ2メートルでそれを囲む浅い水の上にとどまるのに十分に高い葦と草の円形の居場所となる。」とのこと。(Sarus Crameで検索 Chromeの自動翻訳)

現地には、展望台付き野鳥保護センターや休憩用のカフェが設けられた

野鳥保護センター。向かって左側に展望台があるが、高さはセンターの屋根ほど。   画像:Google Earth でAnlong Pring Crane Bird Sanctuaryで検索した位置、画像より。
野鳥保護区域の地図看板。これによって保護区域や地形が様子がよくわかります。典型的なデルタ(三角州)低湿地帯で、この区域からタケオ、国境を越えてベトナムのチャドック周辺は典型的な古代からのメコン・デルタ地帯です。それよりずっと東のミトー、さらに南シナ海へ突き出るデルタ地帯は、大河メコンが運ぶ土砂の堆積で拡がって後に拡大したものです。古代デルタ地帯は、紀元前後から小河川と小運河で縦横に結ばれていました。オオヅルは、近代以前のデルタ地帯全域に見られたものでした。アンリ・ムオは現在のプノンペンの川岸で河イルカやペリカンを見ています。わずか150余年前のことでした。 画像:Google Earth でAnlong Pring Crane Bird Sanctuaryで検索、位置、画像より

上記の公益社団法人日本環境教育フォーラム(J.E.E.F)は、<Mlup Baitong(カンボジアの環境NGO)と共に、事業対象地域内にある全ての小学校(3校)を対象に、オオヅル及び生息地の保全に関する環境教育プログラムを作成・普及し、生物多様性保全の維持・改善に寄与することを目的とした活動を開始しました。>とあるが、観光省の提唱するエコ・ツーリズムとタイアップして、現地には湿地景観に溶け込む建物の野鳥保護センタ―があり、野鳥観察の展望台も設けられている。

これが「バッファロー・カフェ」。保護区の看板がなければ、便乗商法か、と思ってしまう。 カフェといっても、カンボジアの一般食堂。ベトナム・コーヒーで寛ぐにはよい。 画像:Google Earth でAnlong Pring Crane Bird Sanctuaryで検索、位置、画像より。

また、コミュニティー運営の高床式の「バッファローカフェ」もあり、休憩できる。バファローとは、本来「野牛」の意味であるが、所謂農家の放牧による水牛の意味らしい(笑)。カフェは所謂クメール食堂のコヒー、鶏の焼肉付御飯(バーイ・サッチモアン)といったところ。

オオヅルの観察期は、12-3月、時間帯なら朝か夕方、

双眼鏡や望遠レンズ必携

野鳥保護区で見られるオオヅル。画像は、タイ北部の生息地のもの。画像」Webサイトより

野鳥観察は、子育て時期のサギ類のコロニー(群棲生息地)なら容易だが、留鳥の野鳥類や広範囲に飛翔する大型の鳥類の観察は、素人眼には難しい。ここコンポントラッチのアンロンプリン野鳥保護区は広漠とした湿地帯、目当てのオオヅルが近くに飛翔するとは限らない。トンレサップ湖岸のプレックトアールのようにボートで移動することのない定点からの観測となる。やはり狙い目は野鳥が活発に動く、朝(9時前)や夕暮れ時となる。野鳥観察愛好家の三脚仕立ての単眼望遠鏡は素人に扱いにくい、双眼鏡が楽、そして何よりも野鳥を熟知している地元民がいれば、ベストである。こういう方がいるかいないかでは、驚くほど見え方が違う。そのため日本語ガイド付きの旅がお勧めとなる。それと周囲に溶け込む服装に心掛けたい。

オオヅルの観察は、非繁殖期の12月―3月の期間限定となる。この時期、乾季なので天候に左右されることもないが、時間を選ぶようにしたい。

旬の時期は驚くほど短い

カンボジアでは、最新の旅行情報を眼にしたら先ずは「思いたったら、旅支度」が必要である。アンコール地域の古代遺跡以外、カンボジアの観光地は、驚くほど旬が短い。クラチェのイルカ、カンポット・ペアムクラソップもそうだった。カンポットも、5年後には猥雑な中国化の波に揉まれているかもしれない。プノン・ボコールも廃墟の醸し出す雰囲気はなくなってしまった。人気となる観光地は、先ずは欧米系旅行者が向かい、次に近隣のアジア諸国から、そして当地のカラオケの舞台となって「あれはどこだ?」とカンボジア人の行楽地となるというパターン。そうなると、外国人観光客は見向きもしなくなる。希少種オオヅルの乾季生息地も皮肉なもので、ブームとなると終わるであろう。ならば、今が旬!人気の観光地カンポットへの行程に期間限定で「アンロンプリン野鳥保護区・オオヅル観察」を入れてみてはいかがでしょうか。

地図:プノンペンからカンポット、カンポット周辺。画像:日本語旅情報誌「Discover New Asia]掲載のカンボジア全国図より。

コンポントラッチ周辺図。上掲のカンポット周辺図と一緒に参考としてください。画像:基礎地図はGoogle Earth, 加工・製作はdiscover Navi.

 

*カンボジアの公式保護活動団体のfacebookがあります。表記はクメール語ですが、Chrom使用なら自動翻訳され、記述の意味の大方解ります。投稿された動画のレベルも高いです。次の名前でfacebookで検索を!BirdLife International Cambodia Programme *表示がスペルミスのような気がするんですが、mが一つ多い。でもこのままの名です。

アンロンプリン野鳥保護区・オオヅル観察については、下記にお問合せください。

「New Sai Travel in Cambodia」はSai Travel グループに属する旅行会社です。ぜひ、カンボジア現地のプノンペン、シェムリアップの事務所をお訪ねください。

 

*参照:カンポット関連の旅情報は、下記の文①~⑤をクリックしてください。

① D.A.C.Travel 特選の旅 扶南街道・洞窟寺院

② D.A.C. Travel 特選の旅 海辺の保養地・ケップ

③ 2018 お勧めの旅1 今、ふたたびのカンポットー西欧末期の輝き― 

④ 2018 お勧めの旅1-2 涼風のプノン・ボコール …一大開発は夢のまた夢…

 

 

⑤ 水祭り参加者 昨年比50%増加  が、地元の行楽客は、カンポットが一番人気!

 

 

 

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