<異常の日常化 動画付> インドシナ3国とタイ、洪水被害が相次ぎ、死者も多数 

                           

2020年10月14日

近年 世界的な<異常気象>の日常化 地球がオカシイ

動画:10月12日 ANNニュース ベトナムの洪水 より

今年の東南アジア・大陸部の気候は、例年になく異常気象に近い。いつも雨期が始まる6月、続く7.8月は降水が少なく渇水の様相であったが、9月に入り一気に降水量が増し、9月20日過ぎから南シナ海発生の台風の上陸や熱低低気圧が連続して発生し、停滞したため、毎日スコール(熱帯驟雨)が2度、3度と来て、9月末から13日まで一度降りだすと、日中から真夜中まで降雨が続くことが続く。

これは、例年とは大違いである。一般に東南アジア大陸部は、5月半ば過ぎから雨期が始まり、10月の前半には雨期の終わりが見え、晴れの日が続くことが多い。雨期とはいっても降雨が1日続くことは稀でスコールが来ても長くて3時間ほどである。そして雨期であっても3日に1度ぐらいは、降雨のない日という具合で3日連続の降雨なんていうのは、9月入って数度あるかないかである。が、今年は2週間以上連日スコールがやって来て、豪雨が何度となくある。

近年「異常気象」が世界各地で発生し、問題となっているが最近は異常気象が日常化してきており、地球の気候そのものが大きく変化してきている兆候がある。

先ずはカンボジア

鉄砲水の洪水と干ばつが同時期に起こり、大きな被害

洪水で救助される 画像:Khmertimesより
洪水で救助される 画像:Khmertimesより

地元メディアによれば、10月12日の午後までに、カンボジア全土の16の州と首都、また51の地区/都市と157の自治区・郡が鉄砲水に襲われた。

12日、全国災害管理委員会の報道官:クン・ソカの談話によれば、カンボジア北西部の州(タイ、ラオスに国境が接する州)が鉄砲水によって最も打撃を受けている、と述べている。急激な洪水によって101,812人のうち約9,560人が安全な場所に避難し、既に16人の死亡が確認されている、と被害の大きさを語った。洪水で約24,666戸の家屋、39,462ヘクタールの水田、34,188ヘクタールの補助作物が、浸水した校舎、道路、橋を除いて破壊された、とも広報担当者は付け加えた。

その一方で、17州の27の地区/都市が干ばつに見舞われ、約83,733ヘクタールの水田が被害を受けたとも報道官は述べている。

次はベトナム中部を中心に洪水被害が甚大 

台風15号の上陸、台風16号や次々と発生する熱帯低気圧の停滞、死者多数の被害

2020年10月13日、ベトナムのクアンチ省で洪水の村 画像:ベトナムメディア https://tuoitrenews.vn/
洪水で救助される 画像:tuoitrenews.vnより

台風15号(リンファ)が11日、ベトナム中部に上陸した。12日までにラオスに移動し、熱帯低気圧に勢力となった。同台風は12日午前0時(日本時間)時点で、西北西に時速10キロで進んでいる。中心気圧1000ヘクトパスカル、最大瞬間風速が秒速25メートルで、中心から北東側280キロ、南西側165キロが風速15メートル以上の強風域と勢力の小さい台風であるが、ベトナム中部、ラオス南部、タイ東北部に洪水の被害を及ぼした。

台風及び熱帯低気圧の影響による洪水で、ベトナム中部地方では、6日ー12日間で23人が死亡し、行方不明者も14人となっていると地元メディアが伝えている。特に被害が甚大なのは中部海岸地方のダナン、フエ、ホイアン、クアンガイなどのある地方を含む地域である。中部海岸地方に流れ込むハン川、フエのボー川、ダナンのフオン川(song Huong)が最大警戒レベルを超えて氾濫中で。各地の中小河川の氾濫も176の村・街区に及んでいる。9万5000軒近くが浸水し、約4万6000人が避難している。

東南アジア大陸部の中心:タイでも

 洪水被害が深刻 特に中部アユタヤ県や東北部の各県

タイ アユタヤ県 9月27日 画像:アユタヤ県庁広報より
タイ ノンブリ県 画像:ノンブリ県庁広報より

26日午後タイ内務省の発表によると、その時点で洪水が発生しているのは中部アユタヤ県、ロッブリ県、ナコンサワン県、北部チェンライ県、スコータイ県など14県で、アユタヤ県では約1万7000世帯が被害を受けた。さらに26日夜には東北部ナコンラチャシマ県で集中豪雨が降り、市街地の一部が浸水した。またノンタブリ県のジェーンワタナ通りのマンションでは、25日未明からの雨が地下駐車場に流れ込み、自動車30台以上が深さ数十センチの水に浸かった。地元メデイアは、降り続く雨でタイ北部の主要なダムの貯水量は増加を続けていると、伝えた。

10月11日時点で、ベトナム中部海岸に上陸した台風15号、次に発生した台風16号や南シナ海上の停滞する熱帯低気圧のもたらす豪雨によって、タイ東北部や東部など11県で洪水が発生している。

インドシナ3国とタイ、国境を接する地域では、依然洪水に対する厳重な警戒が必要

ー東南アジア大陸部、既に40人超の死者か、行方不明者も出ているー

こうした洪水の危険は、16日頃まで続き、ベトナム、カンボジア、ラオス、タイでは、それぞれの国境が接する地域では、依然として厳重な警戒が必要である。既に東南アジア大陸部、既に40人超の死者や行方不明者が出ている。

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