<駐在員便り>観光大臣、ワクチン接種者にアンコール遺跡群の開放可能性を示唆

カンボジア

  観光情報

                           

2021年04月29日

可能性は希望的観測 早くての10月以降

カンボジア・トンコン観光相は、ワクチン接種を受けた外国人観光客も到着時に14日間の検疫を受けることを免除される可能性があると述べた。これは、今年の第4四半期に行われる予定であると彼は付け加えているた。つまり、早くても今年の10月以降である。

同観光大臣は、今年はほとんどお役目がなく、時々発言が報道されるが、それはあくまで希望的観測の域をでず、事実はコロナ第3波のカンボジア始まって以来の疫病として猛威を振るい、同大臣が述べてことは全て画餅に帰している。

大手ほど静かに観光ブーム再来に備えている

先にフンセン首相が原則州間移動の禁止を撤廃したが。ロックダウンや封鎖地が拡大している状況で州間移動の原則禁止は物流をシムーズにすることに重点が置かれ、州間移動の動脈である国道が各州の検問に引っかかうという具合で国内観光すら復活しておらず、カンボジア人の多くが移動を手控え、業界も大手ほど再開を手控えているのが現状である。が、大手ほど息をひそめてV字回復の準備を進めているのが本当のところである。アンコール遺跡の玄関口シェムリアップでも観光成金的な宿泊施設は淘汰されており、来るべき観光ブームの再来時には、より質の高いものとなっているだろう。

カンボジアは、コロナワクチンの予防接種を受けた外国人観光客が、打撃を受けた観光セクターを復活させるため起爆剤になると期待しているが、観光大国のタイですらその観光客誘致策を何度も立ち上げながらも取りやめることを繰り返しており、またカンボジアの観光業界は、今は国内観光にシフトしてその低迷から抜け出す道を探している。

カンボジアもまずはコロナ禍を克服して国内観光の復活に

外国人観光客受け入れは、リスクの低い国から

同大臣の「観光省は、COVID-19のワクチン接種を受け、リスクの低い国から来た外国人観光客に再開する可能性を検討している」と述べているが、州間移動の禁止の解除を聞いて先ず戻ってきたのが密入国の中国人やベトナム人というカジノ関係者であり、そのカジノはコロナ感染の大規模クラスターで全て閉鎖状態である。実際に同大臣の述べていることは。希望的観測のアドバルーンで何ら実際に準備された裏付けのあるものではない。さらにカンボジアにとってはダメ押しで厳しいのは同国が接種を進めている中国製ワクチンの効果がそれほどでもなおのではないかという危惧である。既に中国当局のトップが中国ワクチンの効果が限定的である、といった趣旨のことを述べ、ニュースになっており。他のワクチンともども、ワクチンパスポートの検討が足踏みしているのは、その点にある。

遺跡保全・修復活動は休みなく続けられている

同大臣のスピーチで現実を反映しているのは「予防接種を受けた外国人観光客を検疫するかどうかはまだ保健省と話し合っている」という点とアンコール遺跡群が国際的に解放されるのは、「第4四半期」ということだけである。先ずは国内の人々が安心して観光できるようにというのが、各国同様にカンボジア政府が今、最も力を入れていることは間違いない。

それでもアンコール遺跡群は、コロナ禍にあっても休むことなく着々と遺跡の保全、修復活動の取り組みが進められている。かつての野生的な遺跡の姿は消えつつあるが、遺跡公園として整備は進んでいる。

SAI TRAVEL グループ シェムリアップ駐在員

 

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