今年最後となる日食は、12月26日に世界の広範囲で見られます。
先ずは、金環日食が、アラビア半島南部からインド半島南部・スリランカ・スマトラ島・シンガポール・ボルネオ(カリマンタン)島・フィリピン南部を通ってグアム沖までの帯状の地域に見られ、各地で金環日食ツアーが催行されます。

また、帯状の金環日食の南北では、部分日食となり日本でも晴れれば、全国各地で観測可能です。この部分日食は、金環日食帯に近いほど部分食の割合が大きく、タイの首都バンコクでは、最大部分食を57%と予測しています。バンコク同様にヤンゴン、インドシナ半島南部地域のカンボジアの首都プノンペンやベトナムのホーチミン市も大きな部分食が見られます。
この時期のバンコクの朝は熱帯とは思えない涼しさで空も澄んでいます。後1,2か月もすれば、世界の都市の大気汚染最悪レベルと酷暑に襲われるとは思えぬほどの快適な季節、ぜひ、26日には眼を空に向けてひと時の天体ショーをお楽しみください。