15日 フンセン首相の国民向け重要演説 3つの要点

カンボジア

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2020年12月16日

TVを通じて国民向け重要演説 -前日の広報で高い関心度―

15日、プノンペンの多くのカンボジア人が今日、フンセン首相の重要スピーチがある、と言っていてなみなみならぬ関心を抱いていた。既に地元メディアは前日の14日、、大々的に広報していた。

今朝、「コロナ禍は終わったんだてね。」と日本人が訊くから「そんなことはないよ。」と答えると、でも「クメール人たちが『もう終わった」ようなこと、言っていたから』、いや、「① 11月28日のコロナ感染についてはまだ終わっていない」、「② ワクチンの購入」、「③ 高校卒業資格試験は中止して無条件で全員合格」という点だけでしょう、と答えた。「そうなんだ!?」という。

「ワクチン」の話を聞いてカンボジア人が安心と早や合点したのか、それとも日本人のクメール語能力の低さからくる思い込みか、いずれにせよ、15日のフンセン首相の国民向けの演説は地元メディアの報道を精査すれば、上記の①、②、③が要旨である。重要度から言えば、①、②であり、③がそれに続く。

1.11月28日市中感染事件は管理下にあるが、まだ終わっていない

カンボジア政府は15日、「新型コロナウイルス(COVID-19)の国内初の『(11月28日)市中感染』事件は封じ込められてはいるが、完全に終わったと宣言するには時期尚早である」と発表した。

フンセン首相も15日の国民向け演説で、氏は述べています。センは言った。その上、彼は再び、致命的なウイルスに「感染した人々に対する無差別を訴え、彼らもパンデミックと差別の犠牲者である」と指摘し、「ウイルスを封じ込めるための予防措置を継続するよう」人々に促しており、市中感染について慎重な見方を堅持している。

2.ワクチン購入はCOVAXを通じて全国民の20%の取得契約に署名

フンセン首相は15日、「政府が新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンの購入に対して約4800万ドルの寄付を受け取った」と述べた

またフン・セン氏は、寄金に参加した人々や企業に感謝を示しているが、寄付について「英訳文:I do not expect that this is a great national movement which I name it the pillar to protect the people. これ(寄付金4800万㌦)が国民を守るための柱と呼んでいる大きな国民運動だとは思わない」とも言及している。ワクチン購入は先ずは初めの段階で、そのために集めた寄金が未だ十分な訳ではない、と述べているように解せる。フンセン首相は、保健大臣はすでにCOVAXを通じてワクチンの20%を取得する契約に署名した。

また、「私たちはすでにこの(ワクチン取得)作業のいくつかを行っています。まだ届いていない」と述べ、「ワクチンは『COVAX』*を通じて入手する必要がある」と述べた。COVAXはカンボジアに人口の20パーセントまたは約320万人を供給される」「COVAXには、カンボジアの予算の5パーセントを支払うことになる。」そのため、「カンボジア政府はワクチンを購入するためにすでに1億ドルを割り当てている」とワクチン購入の手立てについて言及した。

COVAX:ワクチン共同購入「COVAX」、国際枠組みで日本も参加している。世界保健機関(WHO)は9月21日、新型コロナウイルスのワクチンを世界各国で共同購入して分配する国際的枠組み「COVAX(コバックス)」に、日本を含む156か国・地域が参加したと発表した。世界の人口の64%をカバーするという。(自国第1 first の思惑からか)米国や中国、ロシアは参加しなかった。WHOや、途上国でのワクチン接種を支援する国際機関「Gavi」などが主導するCOVAXは、2021年末までに20億回分のワクチン確保を目指す。日本や欧州など64の高所得国からの拠出金を製造などに充て、92の低中所得国が調達で支援を受ける。ー2020.9.22 読売新聞記事を参照ー

さらに、同首相は次のようなワクチン購入の手立てと注意を述べている。

WHOの承認のないワクチンは購入しない

続けて同首相は、「WHOの承認がない限り、カンボジアはどの国や企業によっても行われるワクチン試験を許可しない」と述べ、「カンボジアはWHOによって承認された国からワクチンだけを購入します」とワクチン購入についての条件を示した。

腰を据えて(ゆうくりと)ワクチンを待て

「私たちは腰を下ろしてフェイスマスクを着用し、(ワクチンが承認されるのを)待っている。」と終わりに同首相は述べた。事実、国民の20%分のワクチン確保の目途を語ったに過ぎない。

地元メディアは同首相が「医療スタッフが最初にCOVID-19ワクチンを接種するリスクの高いグループであり、次に教師、軍隊、刑務官、司法官(林業、漁業、環境官)が続く」と述べた、と報道している(8日付)

 3.高校卒業認定試験(=大学入学資格試験:12年生)は無い     

全て学生を合格とする

フン・セン氏は14日、TVK全国テレビを通じて全国民への演説の中で、「市中感染の発生により、来たる高校卒業認定試験(=大学入学資格試験:12年生向け)は予定通りに進められなかった」と述べ、「延長後の1月11日の国家による高校卒業認定試験を実施しないことにした」と言明した。

その理由を次のように述べた。「世界のパンデミック状況により、教育の全体的な質は少し低下した。新型コロナウイルス(COVID-19)によって世界的に起こったことを受け入れなければならない。12年生全員の合格を許可することで、彼らは幸せになり、慌てることはない。」

以上の3点が、15日のフンセン首相の演説の要旨であるが、、最初に記したようにカンボジア人の誤解に満ちた受け取りか日本人のコミュニケーション能力からくる見当違いの受け取りとか、はたまたカンボジア通を自称する外国人の知ったかぶりか、この種の噂や流言飛語を真に受け拡大する。それを当局が危険視してやっきになって否定、警告を繰り返すと政府の過敏な対応がこの国でよく見られる構図である。

*掲載画像:15日のフンセン首相の国民向け演説

 

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