タイ政府は国外からの旅行者に入国時の隔離を免除する制度について、昨年12月0日に変異ウイルス・オミクロン株の拡大を警戒して申し込みの受け付けを停止していたが、2月から再開する方針を決めた。
感染者が急激に増える状況にはない、死亡率が急増している訳ではないと判断しとみられ、疲弊した経済の立て直しに向け、旅行者の受け入れ拡大を目指すことになった。
再開にあたっては、対象をすべての国と地域に拡大する一方で、到着後に1度だけだったPCR検査の回数を増やし、一定期間に2度受けることを求めている。
ASEAN諸国のなかで先行するタイに続けとワクチン接種者に隔離無し受け入れを再開している隣国カンボジアだが、観光客の予約が入らない厳しい状況が続いている。また、ベトナムは厳しいコロナ禍であるが、ここにきて感染状況が落ち着きを見せ、段階的に観光客の受け入れ規制を緩和している。
掲載写真:イメージ(スワンナプーム空港) 画像:NHKニュース