2月20日市中感染事件 3日間累計感染100人に 一気に深刻化

カンボジア

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2021年02月23日

予想を超える感染拡大か、首都プノンペンの市中感染は一気に深刻化した。3日間で新規感染者は100人へと22日の9時過ぎに地元メディアが報道する。このメディアは他のメディアの報道が速くて半日か1日遅れで報道される重要記事をいち早く報道するところで、明らかに政府の意図通りの報道である。つまり政府当局のリーク報道である。その「3日間で感染者100人」報道に軌を合わせるように地元の群小メディアがfacebookを通じてフンセン首相の緊急演説を流し始めたのが22日午後9時過ぎである。

それから30分余でプノンペンの街は静まり返った。明らかに車の通行量が減った。カンボジア人の常で政府から強い調子、まして30年弱君臨するフンセン首相の緊急演説ともなれば、一気に空気を読んで変わる、この変わり身の早さこそカンボジア人である。さっきまで家の近くに歌声レストラン、今晩は音が小さいな、と思っていたが、演説後にその音も消えた。客がそそくさと帰る。

フンセン首相の10分ほどの緊急演説だが、その要旨は次のような内筒である。

① プノンペン都、カンダール州の全学校は23日から2週間休校の措置。

② 結婚式等のイベントの中止、レストラン等の閉鎖もあり得る。

③ 3日間で感染者が100人。

④ 感染場所は23カ所。

⑤ タクシー、トゥクトゥク、モトドップの運転手で感染関連の場所に客を運んだ者は検査を受ける。

⑥ 地方(田舎)からプノンペンに来ないように。

20日に同首相の緊急演説したと思ったら、昨晩の緊急演説、そして保健省から矢継ぎ早の呼びかけ、それは23か所に拡大した感染発生場所に観点する人々への呼びかけで、特に⑤の呼びかけは異例中の異例、大規模な新型コロナ検査が始まる⑥もまた異例、どこまで徹底できるかだ。さらに別の報道ではプノンペンの高級1等地ピッチ島(ダイヤモンド島という中州の人工島)に急遽、中国人専用の検査会場も設けられた

今回の2月20日市中感染事件は、2月8日夜10時20分頃に隔離ホテルから脱走した中国人男女4人が感染源、彼らが中国人コミュニティーを飛び回ったため、感染場所が一気に23か所となった(前日19か所だった)。感染者の確認は圧倒的に中国人が多いが、彼らの夜遊び場所を通じて地域社会に感染者が広がり、カンボジア人感染者も増えている。

昨晩、「累計感染者100人を超える」と報じたKhmer Timesは23日朝の記事では確定感染者99人であった。だが、今朝の紙面では1面に100人の感染という大見出しで発行している。今までkhmer Timesを通じて当局は情報統制していたが、昨晩の群小ネットメディアも参加する報道合戦は明らかに、感染者の予想外の急増、拡大に政府当局の動揺が反映されたかのようだ

フンセン首相が述べた「深刻な状況」は暫く続くものと思ったほうがいい。

*掲載写真:ピッチ島へ渡る道は検問所が設けられた。他に23か所が封鎖されている。

画像:Phnom Penh Post

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